CLOCK TOWER ストーリー

序章

北米の山間にひっそりとたたずむ屋敷があった。
主人の名はバロウズ。この屋敷には高くそびえ立つ時計塔があった
ここの時計塔の鐘の音を合図に土地の人は放牧をしていた
そしていつしか、土地の人々はこの屋敷を
「CLOCK TOWER」 −時計屋敷ー
と呼ぶようになったのである。
しかしあるとき、急にここの時計の鐘の音は途絶えてしまったのである・・・


とある孤児院に、ジェニファーと言う1人の少女がいた。
その孤児院の名はグラニット孤児院。
彼女が5歳のときに父親が失踪、その後母親とも死に別れてしまい
この孤児院に引き取られることになったのである
そしてある日、彼女とその友人達3人の養育先が決まったという知らせが入った
彼女は、孤児院の教師、メアリー先生と友人達3人と共に
その養育先へと向かった

その場所が「CLOCK TOWER」と呼ばれる場所であることは誰も知らなかった。
ただ1人を除いて・・・・・・。



消えた友人たち


そして、ジェニファーたちは目的地へとたどり着いた
ジェニファーたちは大広間へと導かれていった
そこで、メアリー先生は主人であるサイモン・バロウズに挨拶をしに行くという
ジェニファーたちは、バロウズさんってどんな人だろう?
などと話をしながらメアリー先生の帰りを待っていた。
しかし、どれだけ待ってもメアリー先生は帰ってこない。
話の末、ジェニファーが様子を見に行くこととなった。
ジェニファーが廊下へと踏み出したその時!
先ほどの大広間から友人たちの悲鳴が聞こえた、
急いで大広間へと戻るジェニファー。が、すでにそこには友人たちの姿はなかった・・・



巨大なハサミがジェニファーを襲う

ジェニファーは消えた友人たちを探しに行くことにした。
見知らぬ屋敷の中をさまよい歩くジェニファー。
ある部屋でオウムが襲いかかってきた。「I kill you」おまえを殺す・・・と叫びながら
オウムの攻撃に左右に逃げ惑うジェニファー。すぐそこにはベッドがある。
ジェニファーはオウムが近づいてきたのを狙ってうまく布団で丸め込んだ。
いろいろな部屋を巡回する内にジェニファーは大きな部屋に出る。
その瞬間、天井が大きな音を立てて穴が空き、ジェニファーの前に何かが落下してくる
友人アンの遺体・・・その上で小男が巨大なハサミをアンの遺体に突き立てている
そしてその男はシャキンシャキンとハサミの音を鳴らし、ジェニファーへと近づいてくる
これが、彼女のシザーマンとの初めての出会いである。。
「こいつがアンを殺した・・・。」ジェニファーはすぐにわかった
「ぐずぐずしていると殺される・・・。」ジェニファーは急いで後ろへと逃げ出した
するとなんと、さきほどの男が目の前にいるではないか
ジェニファーはとっさに横にあった扉に入ることにした。
そこは先ほどオウムがいた部屋。ジェニファーはベッドの下に隠れることにした
するとどうだろう、ガチャンと扉が開き、シザーマンが部屋へと入ってくる。
シザーマンがハサミの音をたてて部屋中を歩き回る。ジェニファーを探しているのだろう
幸いにも、シザーマンはベッドの下のジェニファーには気づかず
悔しそうにハサミを鳴らしながら部屋を出ていった・・・。



行方不明の医者である父親の真相 そしてメアリー先生の正体!?

屋敷中を歩き回るシザーマンという殺人鬼におびえながらも
ジェニファーは友人たちを探すため、屋敷の探索を開始する。
歩き回って、屋敷の内部の様子も大体わかってきた
しかしアン以外の友人を発見することはできなかった・・・
カラスの死体ばかりの部屋の鳥かごに一匹だけ生きたカラスがいた。
そのカラスを逃がしてやると、自分も必ず脱出すると決意。
屋敷を歩き回るうちにジェニファーはあとで塗り固められたような怪しげな壁を発見する
その壁を棒で叩いて壊すと、隠し部屋への入り口が開いた。
この部屋はいったいなんなのだろう・・・何年使われていないのだろうか・・・?
その部屋でジェニファーは白骨死体を発見する
かわいそうだなぁ・・・と思いながら近くのカバンに目をやる
それには名前が刺繍してあった・・・

「ウォルター・シンプソン」

「パ・・・パ・・・・」そう、この白骨死体こそ9年前、失踪した
ジェニファーの父親だったのだ。父親の手には一つのメモが・・・

バロウズ家に怪物の兄弟が生まれた
医者である私は、その場に立ち会っていた・・・
そして私のの右腕はヤツらに食いちぎられた・・・
ヤツらを生かしておくと、必ず災いを引き起こすだろう
彼らの生態器官はまだ発達しておらず、このままだと3日と持たないだろう
しかし、もしもこの兄弟が生き延びていたなら、この世から消してほしい

私は完全密室のこの部屋に閉じ込められた・・・
息が苦しい・・・少しづつ部屋の空気が薄れていくようだ・・・
私はじきに死ぬだろう・・・

そして、最後には、父親の娘に対する未練が・・・

ジェニファー・・・
ジェニファー・・・
ジェニファー・・・

シザーマンは双子だった・・・ということはもう1人怪物がこの屋敷に・・・
近くを見渡してみれば、患者のカルテが落ちている

患者 メアリー・バロウズ

「メアリー・・・?」そう、メアリー先生はバロウズ家の人間だったのだ。
すなわち、ジェニファーはだまされたのだ。メアリー先生はジャニファーたちを殺す気だ



シザーマンの兄弟!?

ジェニファーは、屋敷の地下洞窟の奥で、友人ロッテを発見する
ロッテはジェニファーに一言だけ話すとそのまま息を引き取った・・・
最も親しかった友人の死にジェニファーは大きなショックを受けたが
死んだロッテのためにも生き延びることにした
そして、洞窟の奥に巨大なカーテン見つける
そして、その中にいたのは・・・
見上げるほどに巨大な化け物だった
化け物はジェニファーに近づいてくる。ジェニファーは必死で逃げる。
が、ついに追い詰められた。目の前にあるのは崖・・・
じりじりと近づいてくる怪物。ジェニファーは思い切って崖を登ることにした
途中ですべって落ちてしまうが、あきらめずに登る・・・
巨大な怪物が手を伸ばしてジェニファーを捕まえようとする。
もうだめだ!と思ったそのとき、ジェニファーの腕が近くにあった灯油缶に当たり
灯油缶は怪物目掛けて落下した。灯油の爆発で火の海に巻き込まれていく怪物を
ジェニファーは呆然と見つめていた・・・
火がおさまると、目の前には何もなかった。
こうして、シザーマンの兄、ダン・バロウズは死亡したのだった。



クロックタワー事件の結末

洞窟のさらに奥にはエレベーターがあった。
ジェニファーは、時計塔があると思われる3階へ行くことにした。
2階を過ぎたあたりで、急にエレベーターの電気が消えた。
そして、不気味な笑い声が聞こえる・・・エレベーターが3階に着くと
ジェニファーは外へ飛び出した。後ろからはシザーマンが追いかけてくる・・・
目の前のハシゴを登ると、目の前には止まった時計塔の心臓部が・・・
時計のスイッチがOFFになっていた・・・
シザーマンがすぐそこまで迫ってきている・・・
ジェニファーがスイッチを入れると、次の瞬間シザーマンはハサミを放り出して苦しみだした。
そのまま柵を壊して回る歯車へと落ちていった・・・
こうしてシザーマンことボビィ・バロウズは死んだ。

先には友人ローラが倒れていた。見る限りではまだ生きている
ローラのところへ行こうとする、そのとき!!
暗闇の中からメアリーが現れ、ジェニファーを絞め殺そうとする!
これで終わりか・・・と思われた瞬間、なんと少し前に助けたカラスが
今度は仲間を連れて助けにきてくれたのだった
カラスの群れに襲われるメアリーは後ろへ一歩また一歩と後退していく・・・
そして、ついに足場がなくなり、メアリーは時計塔の頂上から落下したのだった・・・

再開を喜ぶジェニファーとローラ。
こうして、ジェニファーは無事にクロックタワーから生還した


しかし、シザーマンの恐怖は、これで終わりではなかった・・・
この先はクロックタワー2へと続く

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