CLOCK TOWER2 ストーリー

序章

恐怖の大量虐殺事件から2年・・・
あの大惨事の生存者ジェニファーは、その後ヘレンという女性に引き取られ
今は落ち着きを取り戻し、平和に暮らしていた・・・

そのころ、ヘレンの働く大学でも、その事件は話題の的だった
その中でも教授のサミュエル・バートンは、この事件にただならぬ興味を抱いていた
そんななか、オスロウィーク新聞社に所属する三流記者、ノラン・キャンベルと
一流カメラマンのティムが、バートンのもとに取材にやってきた
バートンは、シザーマンなどという怪物は存在しない
巨大なハサミを使った殺人が行われたのは事実かもしれないが
単なる異常者の仕業にすぎないと発表した・・・
その後、バートンはクロックタワー事件のもう1人の生存者と会うことになっていた
彼の名前はエドワード。事件後、グラニット孤児院で養育されていた。
彼は救出されたときから記憶を失っているらしいく
エドワードという名前も、グラニット孤児院の教師ケイが付けたものである
このときから、彼らはこの事件の恐怖に巻き込まれていたのかもしれない・・・

バートンに取材を申し込んだノランは、実はクロックタワー事件の取材のときに
出会った、ジェニファーにひどく惚れ込んでしまったらしくジェニファーを食事に誘う。
ジェニファーはこれを承諾   ノラン「やったーーー!!!」

しかしその帰り道。ジェニファーが大学の前を通りかかったとき
後ろに誰かがいるような気がした。近くの店に助けを求めるが、誰もいない
恐ろしくなったジェニファーはヘレンの通う大学へと駆け込んだ
そのとき大学の扉から出てきた警察官に助けを求めるが・・・



シザーマン再び

警官があたりを見まわすが、誰もいない・・・
「変質者かな・・・?」と警官がつぶやいた、その瞬間!
グサッ
という音と共に警官の体は巨大なハサミで貫かれた
なんと、シザーマンは生きていたのである
シザーマンはもがき苦しむ警官にとどめを刺すと、ジェニファーの方を振り向いた
あの時の恐怖がよみがえる・・・ジェニファーは何も考えずに大学の中へと駆け込んだ
近くにあったロッカーに隠れ、シザーマンをやり過ごす。そして脱出しようとしたが
なんと、出口が開かない。ジェニファーは大学の中に閉じ込められてしまったのだ・・・



広がるシザーマンの恐怖


ジェニファーは非常用ハシゴを使って、脱出に成功する
シザーマンが現れたというニュースは直ちに広がる
クロックタワー事件担当の警部補、スターン・ゴッツは怪物などというものは信じておらず
ジェニファーの話も信用していないようであった。
しかし、ジェニファーに恋しているノランは違った
彼は顔色を変えてジェニファーのところへと駆け込んだ
そして、ジェニファーからシザーマンの話をしていると
どうやら魔像というものが関係してくるらしい・・・
それはバートンが以前バロウズ邸の執事をしていたリックという人物に鑑定を依頼し
今は彼の家にあるということ。ノランはちょうどその人物の家に取材にいくところだったそうで
ついでに取ってきてやると言う。少し迷ったがジェニファーは彼に頼むことにした

そして、ノランはリックという人物の家にたどり着いた
ノランは彼から、かつてバロウズ城という場所で、怪物の兄弟が生まれ
地域の子供を襲ったという話を聞いたのだった・・・
そして、魔像はここにあるか?と聞いてみたところ、魔像はここにあるという
リックが席を立った、その瞬間だった
リックは執事をやめるときにバロウズからもらったというシャンデリアが落下し
リックはその下敷きになり即死。その直後、家中にシャキーン シャキーンという
金属音が響きわたった・・・ノランはすぐにシザーマンだとわかった
なぜこんなところにシザーマンが・・・?
恐らくノランが魔像を手に入れてしまうことが彼にとって都合が悪いのだろう・・・
ノランは近くの傘を手に取り、シザーマンを力いっぱい殴る
そして、逃げた・・・。しばらくするとノランは魔像らしきものを発見
あとは脱出だけだ・・・と思ったが、バロウズ城というものが気になる
せめて場所だけでも突き止めておかなければ・・・と思いその手がかりを探す
色々と探し回り、ついに仮面の裏にバロウズ城の場所を示すメモを見つけるが
なんと、仮面が動き出し、近くの椅子などの家具がノランを襲う。ポルターガイスト現象だ・・・
近くのコップを仮面にぶつけると、その現象は収まった・・・
これでやり残すことはないと、裏庭から外へ出ようとするが、リックの犬がこちらをにらみ
うなっているのだ・・・シザーマンの影響か?うかつに近づくとかみ殺されかねない
考えたノランは、洗面所から粉石けんを見つけ、それを犬の顔にぶつけ、そのスキに脱出したのだ



反撃

無事に帰り着いたノランは、ジェニファーに魔像を渡す
これがシザーマンを倒すなにかになるはず・・・
そのころ、のゴッツやヘレンも本格的に行動に乗り出していた・・・
シザーマンの故郷であるバロウズ城にいけばシザーマンを倒す手がかりがわかるはず・・・
飛行機でそこまで行こうという事になっていたのだ
この噂は回りに広まっていき、遠足気分でこれに参加するものもたくさんいて
最終的に参加者は10人にものぼった・・・

一行は、バロウズ城に到着する
するとどうだろう、ジェニファーとエドワードの姿が見えない・・・
みんなは、それぞれ分散して二人を探すことにした

消えた二人を探す一行・・・なんと、ここにもシザーマンはいた
しかしこれは、彼も焦っているという事・・・
本気でこの作業に取り組みヘレンやゴッツはここにシザーマンを倒す何かがあると確信した



大計画の結末は・・・?

そのころ、ジェニファーは、本棚のたくさん並ぶ部屋に閉じ込められていた
そして、目の前にはシザーマンが・・・手足は縛られていて、これで終わりかと思ったが
シザーマンがいきなり話し出す「僕だよ、ハリスだよ」なんと、ハリスが変装していたのだ
ハリスは縄をほどいてくれた、が、ジェニファーはおどろきで声が出ない
「どうしたんだい?」とハリスが言った瞬間、ハリスは巨大なハサミの餌食となった
本物のシザーマンが現れたのだ。ジェニファーは一瞬の隙をみて部屋から脱出した・・・

それからしばらくして、ジェニファーは地下洞窟を発見した
洞窟の奥のほうには巨大な扉があった。
すると、そこにはシザーマンの姿が・・・シザーマンはジェニファーに語り掛けてくる
どこかで聞いたことのある声だ・・・そう、シザーマンの本当の正体はエドワードだったのである
ジェニファーは必死で逃げるが、目の前は行き止まり、壁があるだけ・・・絶対絶命だ
しかしよく見ると、壁にはくぼみがあった。ジェニファーはそのくぼみに魔像をはめこんでみた

何も起こらない、シザーマンはどんどん迫ってくる
ジェニファーは思い出した。ハリスの死亡現場で見つけた
扉を開く言葉のメモを・・・メモに書いてあった扉を開く言葉を唱える・・・
「扉を開く言葉・・・ンハ・イ・シュ」
怪しい言葉だなぁ・・・というツッコミはおいておこう
すると、向こうにあった巨大な扉がゆっくりと開き
あらゆるものを吸い込んでいく・・・シザーマンが吸い込まれそうになったとき
シザーマンはジェニファーの足をつかんだ
ジェニファーも一緒に吸い込まれそうになる・・・もはや体力の限界だと思ったとき
ジェニファーは城の中で見つけた青銅の短剣を取りだし、シザーマンを刺した
シザーマンはジェニファーの足を離し、扉へと吸い込まれていった・・・
これで全てが終わったのだ・・・



もどる