「ジリリリリ!」と、けたたましい目覚ましの音が聞こえてくる
俺はのそっと手を伸ばし、目覚ましを力強く引っ叩いた
「バキッ!!」と音がし、我に返ったときには既にもう遅く、目覚ましは形がいびつに変形してしまっていた
―またやっちまったか・・・ 等と心の中で呟きながら、体をゆっくりと起こす
カーテンをあけると、眩しい朝日が飛び込んできた
着替えをすませ、壁にかけかけてあった二股の槍と、机の上においてあった直径五センチくらいの球をポケットに入れると、
俺は階段を降りて1階へと降りる。まぁいつものことかな?
リビングに入ると、母親が丁度朝食を作り終えたところだった。時間は六時半を示している
俺は槍を置き、椅子に腰掛け、朝食を取り始めた
朝食も食べ終わりそうになった頃、親父が部屋に入ってきた。片手には新聞、典型的なおっさんと化している
「さて・・・と」
俺は時計を見る。時間は七時半を回ったところだった
―そろそろいくかな・・・ 俺は朝食を食べ終わると、そのまま玄関へと移動した
靴をはき、扉を開ける
―今日も大変な一日になりそうだ・・・ 内心そう思いながら、俺は学校へと歩いていった・・・
学校戦争
〜The Endless Battle〜
前編
とりあえず俺は、通っている学校である、『光の国』という学校へ向かった
・・・ゲームに出てくるような名前だな、とか突っ込むなよ。まぁ学校名に国もなにもあったもんじゃないとは思うがな・・・
誰かに見られたらおかしい人間だと思われるだろうな・・・朝っぱらから独り言をブツブツと喋ってるもんだし
この世界は・・・一応法治国家だ。一応というのにはわけがある
この国のナンバー1・・・総裁が、三権分立の権力すべてを握っているからだ
まぁそうはいっても、ちゃんと立法・行政・司法にはそれぞれのトップがいて、実質、彼らが動いている
だから結局は三権分立と同じなんだけどな
最近は世界情勢も危ない。北朝鮮とか、アメリカとか・・・とにかく危ない国がたくさんある
そこで総裁は動いたんだ。日本憲法の戦争の永久放棄っていうのを・・・改変したんだ。簡単に言えば、戦争が出来るようにしたんだな
まぁもし攻められたらの事を考えたらそれは仕方ないことなんだけどな・・・コイツ、とんでもないことを言い出しやがったんだ
『不測の事態に備え、我々国民はシミュレーションを積んでおく経験がある。したがって、中学生・高校生を対象として、戦闘訓練を行う』ってね
不測の事態ってのは、戦争の事だろう。問題は次だ。青春真っ只中の青年達に戦闘訓練だと・・・って感じさ
で、このシミュレーションってのが変わっていた。なんと、学校間での模擬戦争をしろというんだ
なんだかんだで戦争は始まったんだ、学校戦争がね。最初は遊び半分でやってたんだ
この戦争用の武器も配布されたしさ・・・最初だけだけどね。普段は武器は買うか拾うかなんだけど
この武器で攻撃されると・・・死ぬんだ。でも、1日たてば生き返る。生き返る場所は自分の家。どんな風に作ったのかは不明なんだけどね
最初は面白かった。みんな楽しんでたさ。武器を強くしたり、HPとEN(いつの間にかこんなのつけられてたんだぜ?)を上げたりね
まぁHPとENは金払ってあげるってのが少しムカついたけどな。まぁ金は人を倒せば手に入ったけど
でもさ・・・そのうちゲームに本気に乗る奴が出てきたんだ・・・そいつはこのゲームの意味を深く考えたらしい
で・・・そいつはやったんだ・・・『内乱』をな
もちろん、その高校の校長は失職。で、そいつはまんまと校長の座についたんだ
で・・・そいつは戦争をしかけたんだ。初めての戦争を・・・
その戦争によって、『慈悲と恵み』っていう国が破壊されたんだ・・・
それからは早かった。なんたって、やらなきゃやられる。なら、こっちからやってやろうじゃないか!っていう学校が増え続けた
全国の各学校の生徒達が、『最高の学校』の称号を手に入れるべく、
敵対するライバル校に殴りこむという暴動を起こした。
弱い学校は、ためらいもせずに潰していく。
全国の学校を潰し、最後に残った学校が『最高の学校』なのだそうだ。
「暴力はイヤだ」なんて言い訳は利かない。
何もやらなければ、やられるだけ。こちらもやるしかないのだ。
上のやつは、総裁がだした学校戦争のスローガンだ。戦争にスローガンだなんて、笑っちまうぜ
ちなみに、破壊された学校の生徒達は、二つの選択肢が現れる
他校へ転校するか、無所属になるかだ・・・もちろん、『光の国』に転校して来た奴らも数多くいる
今、日本で残っている学校は、たった五校だけになってしまった・・・悲しい事だけどな
一つは『光の国』。俺が属する学校だ。実はこの学校は・・・あまり戦争をした事がない
校長が平和主義なんでな・・・今までは数えるほどしかやってないんだ
でも、校力としては1,2を争う力を持っている。何故なら、戦争の経験は少ない代わりに、戦闘能力が高い奴らが数多くいるんだ
二つ目は、『終焉(しゅうえん)の鎖』。学校名からしてやばそうな国だ。本当に終焉が近づいてきてる
昔はよかったが、最近は衰えてきていてる。校長はかなりの実力の持ち主なのだが・・・やはり生徒がイマイチだ
おそらく次はこの学校が狙われると思う・・・
三つ目は、『偽りの永久』。実は、今ココの学校が戦争中なんだ・・・おそらく負けると思う
学校狩り・・・でな
四つ目は『裏切りの牙』。ここの学校には、学校名と同じような奴らがたくさんいる
過去にあった学校で、内乱して校長に無理矢理なった奴らが大半なんだ・・・とりあえず、実力派が揃っている
そして、五つ目の学校は・・・『闇の国』。この国こそが最初に戦争にのった国なんだ
はっきりいって・・・この学校は強い。そして、戦いを欲してやまない奴らが多い
この学校によって破壊された学校は、星の数にもなる。とにかく、戦争が好きな学校って事だ。ちなみに、『偽りの永久』と今戦争してる国がここなんだ
俺はそんな事を読者に一通り説明した後、自らの置かれている重大な事に気づいたんだ・・・そんな重大じゃないかな?
俺の周りには、目つきが悪く、柄がお世辞にもよろしくない兄ちゃん達が立っていた
―また『闇の国』の連中か・・・
俺はそいつらをにらみつける。奴らは少したじろいたようだったが、すぐに俺に攻撃を仕掛けてきた
―ソウルクラッシュにColtPython、柳生十字手裏剣に究極のバットときたか・・・近遠戦闘どっちもOKだろうな・・・
俺は攻撃をかわしながらそんなことを思う。そして、右手には槍をもち、もう片方の手には球をもった
「でもな・・・俺の敵ではなぁぁぁぁい!!!」
俺は球の力を解放した。そして、左手を敵に向かってかざした
すると、左手からオレンジ色の八角形の光が発生し、それがそいつの喉元を切り裂いた
「シュバァッ!」
血しぶきが俺の体に降りかかる。だが、そんなことに躊躇してはいられない
俺はすぐさま後ろを向き、右手の槍を突き刺した
「ザクッ!」
槍が体に突き刺さると同時に、相手は倒れる。それからも俺は、攻撃の手を休めることなく続けた
そして・・・3分後。彼の周りには50人もの死人が倒れていた
「ふぅ・・・またか。最近奇襲が多いよな・・・」
彼はそんなことを呟きながら、死人を見渡す
すると、死んだ者達の体が、次々と光に包まれ、そして消えて行った。彼の体にももう、血など残っていなかった
「大げさすぎんだよなぁ・・・やっぱこーゆーの。本当に死ぬわけじゃねえんだからよ。」
もちろんである。一応この戦いはゲームである。一応
やがて俺は『光の国』へとついた
もちろん勉強なんぞするはずがない。このいつ戦争が起こるともしれない状況で、のん気に勉強なんぞしてる暇はないからである
まぁとりあえず、俺は教室へ向かった。暇だからな
「ガララッ」と俺は教室の扉を開けた。そして、自分の椅子に腰掛けた
「おはよう、薫」
何やら俺に話し掛けてくる奴がいる。俺はそちらへ目線をやった。まぁ声だけで分かるんだがな・・・誰かっていうのは
薫「うす、おはよーさん。今日も元気だねぇ、君は」
俺はそうあいさつしかえす
「元気ってわけでもないよ。ちなみに、今日の訓練は何をするの?」
こいつの名前は『高原 真』(タカハラ シン)。俺のクラスメイトだ。明るく、元気で、なおかつ戦闘能力も高い
愛用武器は「グランドリーム」。主に近接戦闘をメインとする武器だ
オールのような武器、スワローの最終進化系で、クリティカルが出やすいって長所があるんだよな
薫「今日か・・・そうだな、腕立て10000回、腹筋15000回、背筋20000回でどうだ?」
真「げげ、筋トレかよ・・・勘弁してくれ」
薫「嘘だ嘘、今日は全校での実戦訓練だ。一通り訓練し終わった後、さぼりの奴らと戦いに行くぞ」
真「ふむ・・・なるほど」
―そうそう、自己紹介を忘れてたな。俺の名前は『橘 薫』(タチバナ カオル)。『光の国』の第一部隊である、“夢見人”の隊長だ。
―隊長の仕事ってのは、まぁ実戦での部隊の指揮とか、後はこんなふうに練習メニューの伝達とかだな
―ちなみに、俺が今入ってきた教室の生徒は、皆“夢見人”に配属してる
―部隊ってのは、その学校の中でも特に戦闘に長けてる奴らが選抜されるんだ。一クラス20人。合計は三クラスまである
―俺は一応部隊長兼教頭だけど、皆からは名前で呼ばさせている。だってさ、同年代の奴らから教頭先生なんて言われるの、結構違和感あるじゃん
俺がそんなことを読者の皆に説明してると、もう1人の男が教室に入ってきた
「はよ〜っす!おぉ、薫に真じゃないか。今日も面白いもん持って来てやったぞ」
こいつの名前は『佐原 優介』(サハラ ユウスケ)。かなりの野球好きで、戦争が始まる前には野球部に所属していた
武器は「肩に力バット」。当たればバットの先端だろうが根元だろうが、軽くホームランにしてしまう、ある意味卑怯で恐ろしい武器だ
・・・まぁその分、これを装備するとその名のとおり肩にもの凄く力が入っちまうから、ホームランどころか三振の山を築きあげちまうんだけどな(笑)
薫「で、なんだ?面白いもんって。またエロ本か?」
俺はそんなことを聞く。実質・・・こいつはかなりのエロ介だ
家にいったいどれくらいのエログッズ(本人はそう呼んでいる)があるのか計り知れないくらいだ
優介「チッチッチ、甘い甘〜い。今日持ってきたのは・・・これだよ」
優介はそんな事を言って、何やらビニール袋に入った怪しげな包みを俺に手渡した。俺はその包みを開けて見る
薫「・・・学校にこんなもの持ってきてどーすんだ。見る場所がないぞ、見る場所が」
そういって俺はその物体を取り出した。それはまさしく・・・AVだった。タイトルには、「危ない女子高生」などと書かれている
しかし優介は、そこで不適な笑みを浮かべる
優介「視聴覚室があるじゃ・・・」
薫「却下!」
優介の言葉は、俺の声にさえぎられた
・・・まるで、緊張感などなにももたず、楽しく談話してる俺達
―でも、これが普通の事なんだ・・・
―いつもの日常・・・本来なら変わることのない・・・な
俺は時計を見る。もう午前中が終わる・・・なんて都合のいい話だ。さっき学校に来たばかりだってのに・・・
薫「そろそろ時間だ・・・校庭にでるぞ」
そういって俺は立ち上がった
真「もうこんな時間か・・・」
真もすっくと立ち上がる
優介「やれやれ・・・川谷、菅野、行くぞ」
川谷と呼ばれた少年と、菅野と呼ばれた少年が立ち上がる
川谷 佳伸(カワタニ ヨシノブ)。近接戦闘の武器である、『全ライダー必殺キックメドレー』を使いこなす少年。
菅野 智彦(スガノ トモヒコ)。遠近両用の武器である、『恋するハート』を使いこなす少年。
説明はこのぐらいでいいだろう
とりあえず俺達は教室を出て、校庭へ向かった・・・
薫「今日のメニューは・・・戦え。周りにいる生徒でいいぞー。でも、殺すなよー。手加減しろよー。じゃ、始めー」
短い説明。それだけの言葉を言い終わった瞬間、校庭は熱気と怒声に包み込まれた。ちなみに、校庭の広さは東京ドームの五倍ほどあるらしい
「薫、皆の調子はどうだ?」
そんな言葉を投げかけてくる、一人の青年。彼こそ、光の国の創設者であり、現校長である諸星 光(モロボシ ヒカル)であった
薫「皆やる気がありますよ。今すぐ戦争してもいいぐらいっすよ」
冗談まじりに言う俺
「まぁそろそろ決戦が近づいているからな・・・いやおうなしにもやる気になってもらわないとな」
そう喋ったのが、光の国第二部隊“天の叫び”隊長真田 龍一(サナダ リュウイチ)だ
この二人はともに実力者だ。龍一と比べると俺の方が強いが、光はさらにその上をゆく
現在世界で一番強いとささやかれるのが、この光だ
龍一「そうだ薫・・・ついに『偽りの永久』と『終焉の鎖』が崩落したそうだ」
薫「そうか・・・ついにか」
―いつかはくるものだと思っていた・・・とうとうこの時が来てしまったか
龍一「『牙』と『闇の国』は、既に昔からの同盟を組んでいる・・・実質、この国に残されたのは、俺達『光の国』のメンバーだけってことだ・・・」
光「でも、こっちにはたくさんの仲間がいる。『闇の国』に自国を潰されて、悲しんでいる人々のためにも、僕達は絶対負けられないんだよ」
薫「もちろんだ。『闇の国』なんかに負けてたまるかよ!」
―そうだ・・・今ココで俺達が負けたら、この国の運命は終わってしまうだろう・・・その前になんとしても、破壊しなくてはならないんだ
龍一「そこで・・・だ。光、薫。ちょっとこの映像を見てくれ」
龍一はそこで、直径10センチの、東京ドームににたようなものを取り出した
薫「映像スフィアか・・・」
スフィアとは、その時の状況を主に記録しておく道具である。想い出や、事件にあったときの重要な証拠として主に使われる
龍一「『偽り』跡に落ちていたんだが・・・中に驚くべき物が入っている」
光「なんだい・・・驚くべきものって」
龍一「・・・見れば分かる」
龍一はそう言って、スフィアを地面に置いた。すると、俺達3人の脳に、イメージが流れ込んできた・・・
そこは辺り一面の戦場だった
血しぶきが舞い、血の海と化していく
薫「こりゃひでぇ・・・あれは?」
目の前・・・30メートルほど離れた場所であろうか。二人の男が立っているのを見つけた
1人は北岡 惣一(キタオカ ソウイチ)。『偽り』の校長だ。こいつもなかなか強い。愛用武器は『ベレッタM92F』を愛着している
―もう1人は・・・アイツか
視線の先には、『闇の国』の校長である、月影 鳥夜(ツキカゲ チョウヤ)が不適な笑みを浮かべて立っていた
月影の足元にはアークインパルスが転がっており、手にしているのはファイナルバーストだ
どちらもハンディキャノン系の最終形態の武器であり、特にファイナルバーストは絶大なる威力を持っている
月影「くくく・・・もう終わりかぁ?」
北岡をあざけ笑うかのようににらみつける月影
北岡「くっ・・・まだまだぁ!!!フルショットォ!」
フルショットとは、敵に狙いをつけて、巨大な気弾を打ち込むという、エアガン系最大の技である
「シュウウウウウウウウウウウ!!!!」
気弾は、ジャイロ回転をしながら月影へと向かっていく。・・・しかし
月影「ふん・・・こんなものかぁ!」
月影はそう叫ぶと同時に、手元まで来ていた気弾を手刀で弾き飛ばした
「ドカァァァァァン!!!」
未だ残る校舎に当たり、壁が崩れ落ちる
北岡「くっ・・・フルショットが」
疲労困憊の表情でそういう北岡
月影「ふん・・・これで終わりだ・・・超必殺!!」
叫ぶ月影。彼の周りには、巨大な真空波が誕生していた
月影「ファイナルバースト!!!!」
彼の体は光速を超え、北岡の腹部へと突撃した
北岡「グハァッ!」
倒れこむ北岡
月影「これで終わりのようだな・・・安らかに眠れ・・・北岡よ」
月影はもう一度突撃の姿勢をとった。そして・・・
月影「ファイナルバースト!!!!」
再び北岡へと突進して行く月影。その時であった!
「ドガアアアアアアアアアアアアアン!!!!」
凄まじい爆音と爆風。月影はその爆風に吹き飛ばされていた
月影「グッ・・・はぁはぁ・・・貴様、一体何を・・・」
北岡はひざを抱えながら立ち上がると、彼の愛用しているベレッタではなく、一回り大きい銃を手にしていった
北岡「俺はこのとき、お前を倒すためだけに、この武器を開発した・・・お前のせいで、たくさんの人が泣き、たくさんの人が悲しんだ
俺は考えた。どうすればお前を倒せるのか・・とな」
左手に握りこぶしを作る北岡
北岡「そしてな・・・俺はある武器の開発に成功した・・・禁じられた最強の武器、『ビッグキャノン』をベースにな・・・
人が持てるように小型化し、しかしなおかつ、武器の威力はさらに増大する・・・これこそが、『アルティメットキャノン』だ!!!」
北岡は倒れたままこちらを見上げている月影に向かって、『アルティメットキャノン』を突きつけた
北岡「終わりだ・・・鳥夜」
そういって引き金を引く・・・刹那
「ザシュッ!!!」
何かが突き刺さるような、そんな鋭い音がした
北岡「カハッ!」
血を吐く北岡。彼の左胸には、鋭い刀のようなものが刺さっていた
月影「北岡よ・・・冥土の土産に教えてやろう。これはな、その昔神が作った武器とされる、三種の神器の一つ・・・『キリエラ』だ
本来ならば、美しい音色を奏でる楽器で、その効果で敵の細胞を破壊するっていう武器だったんだけどな
まぁ俺が使っているせいで、素晴らしき魔剣と化してしまったがな」
ゆっくりと『キリエラ』を引き抜く。北岡の体から、大量の血が流れ出した
月影「ククク・・・無駄だ。出血は止まらんよ・・・自己治癒力を破壊する効果があるからな」
どさりとそこにうずくまる北岡
北岡「鳥夜・・・て・・・めぇ・・・・」
月影「北岡さん・・・いや、惣一兄さん・・・バイバイ」
鳥夜はにんまりと顔をほころばせると、北岡の顔に『キリエラ』を突き刺した
「グシャッ!!!」
月影「先に行っておくよ・・・この武器・・・支給された武器じゃないからね、もう兄さんが生き返ることは・・・ない
ククク・・・アーッハッハッハッハッハッハ!!!」
悪魔の笑いが、そこにこだました・・・・
皆さんこんばんわ!初めての人初めまして。知ってる人はどうも(^^)今回投稿させていただいたゆうてぃんです
この度、「Moonlight Heaven」(以下、月天と表します)の五万ヒット記念として小説を投稿させて頂きました
いやぁ・・・思えば投稿した小説って初めてかもしれない
この学園戦争は、月天の学園戦争(エンドレスバトル)をベースに、オリジナルキャラを織り交ぜながら作った作品です
とりあえず、間に合わなそうだったので、急遽前編と後編にわけることになってしまいました(汗)面目ない
そもそもこの作品は、元々四万ヒット記念の小説だったんですよね
・・・ですが、どうしても書ききれず、五万ヒット記念小説に変更させていただきました。シャインスターさん、ありがとうございます
後編の方は、出来る限りはやいとこ書き上げたいと思っています
感想ありましたらメールを送ってくださると嬉しいです
後、興味がありましたら自分のHPにも遊びに来てみてください
では!
この作品に出てくる登場人物の紹介
橘 薫(タチバナ カオル)ロンギヌスの槍を愛用。この物語の主人公。『光の国』所属、「夢見人」隊長。伝説の三種神器の一つを所持している
諸星 光(モロボシ ヒカル)魔法剣キラキラを愛用。『光の国』の校長。伝説の三種神器の一つを所持している
真田 龍一(サナダ リュウイチ)アナザディメンションを愛用。『光の国』所属、「天の叫び」隊長
月影 鳥夜(ツキカゲ チョウヤ)アークインパルスとファイナルバーストを愛用。『闇の国』校長。伝説の三種神器の一つを所持している
紅ノ鳥(クレナイノトリ)魔剣アルハザードを愛用。『裏切りの牙』校長
北岡 惣一(キタオカ ソウイチ)ベレッタM92Fを愛用。『偽りの永久』校長。アルティメットキャノンを隠し持っていた。月影鳥夜の実兄
高原 真(タカハラ シン)グランドリームを愛用。『光の国』所属
佐原 優介(サハラ ユウスケ)肩に力バットを愛用。『光の国』所属
川谷 佳伸(カワタニ ヨシノブ)全ライダー必殺キックメドレーを愛用。『光の国』所属
菅野 智彦(スガノ トモヒコ)恋するハートを愛用。『光の国』所属
以上。現在の登場人物でした