ぴんぽーん。
このお話は学校戦争とか学校清掃とかAnother Sideとか読んでたほうがわかりやすいお話です。
先に読んでおくことをお勧めします。むしろ読みましょう。っていうか絶対読んでおきましょう。










土曜日 PM22:30−中庭−

夜。光の国の中庭は静寂に包まれていた。
木と草むらと石しかない殺風景な場所。
その一郭、人目のつかないところに少年は居た。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・!あいつら・・・・・しつこ・・すぎるぞ・・・!」
彼、須賀 健吾(スガ ケンゴ)はなんとか追っ手を振り切り中庭に逃げ込んだ。
校舎の壁に背中を預けながら息を整える。
健吾「どうする・・・?このままここに居ても・・・捕まるだけだ・・・・・」
まだ乱れる息を整えながら健吾は今後どうするかを考える。
相手は大人数だ。それに対してこちらは1人。それをどうやって打開するか?
・・・一気に突撃して道を作るしかない。
しかし彼の武器はミスリルダガー(※1)といわれる短刀であり、大人数との戦闘には向かない。
あまりにも絶望的すぎる状況。そのとき、彼は異変に気づいた。
健吾「・・・・・・敵が・・・こない?」
彼がここに逃げ込んでからすでに5分は経過している。
敵の捜索隊が来てもおかしくないはずだ。
しかしそこはあまりにも『静か』すぎる。
健吾「・・・・・・罠か!?」
健吾が走り出そうとした瞬間、すでに草むらから『彼ら』は飛び出していた。
回避することもできず『彼ら』に押さえ込まれる健吾。
健吾「くっ、くっそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

中庭に健吾の声が木魂した。




同日 PM22:36−校長室−

ぴんぽんぱんぽーん。
学校全域に放送開始の音が流れる。
光『夢見人所属の須賀 健吾君が捕獲されました。彼も鬼に加わりますので皆注意してください』
光の放送が校内に響く。
用件だけ済ませると光は放送器具のスイッチを切り、そのまま椅子にもたれるように座った。
光「これで1万・・・開始5時間で半数か・・」
捕獲者リストをチェックしながら呟く。
光「さて・・・っと、執行部クラス以上の生徒が1人も捕まってない・・・ここからがおもしろいかな」
クスっと光は笑う。他に誰も居ないが傍から見たらさぞおかしい人だと思われるだろう。
ちなみに先ほど出た須賀 健吾君の出番はこれで終わりである。




事の始まりは遡ること6時間前―――


同日 PM16:30−校庭−

太陽が沈みはじめ、本来ならば生徒が下校を始める時間。
しかし校庭には光の国の生徒、総勢2万人が誰1人欠けることなく集まっていた。
その2万人の目線の先に諸星 光は立っていた。
光はマイクの電源を確認したのち、静かに喋り始める。
光「休みの日に登校してもらってありがとう。今日は皆にやってもらいたいことがあるんだ。」
誰しもが真剣な表情で光を見つめている。
それを確認した光は一息。そして・・・
光「これより校内一斉鬼ごっこ大会 in 光の国を開始します!」
ずるっ!っと全員がずっこけた。





光の国の生徒達が、『最速の足を持つ者』の称号を手に入れるべく、
逃走する生徒を捕まえるというイベントを起こした。
足の遅い生徒は、ためらいもせずに捕まえていく。
校内の全生徒を捕獲し、最後に残った生徒が『最速の足を持つ者』なのだそうだ。
「走るのはイヤだ」なんて言い訳は利かない。
逃げなければ、捕まるだけ。こちらも逃げるしかないのだ






学校戦走
〜The Endless Dash〜





読者のためのルール説明!

壱,鬼に襲われたときは防衛のために交戦をしても可とする。
  鬼に殺害された場合は捕獲されたと見なす。
  なお、イベント中に命を落としても、死亡一時間後に保健室で復活する。
弐,鬼に捕まった者は鬼となり、一緒に逃走する生徒を捕獲する。
  つまり増え鬼なのである。
  最終的に1人になるか、日曜の17時30分になるまでイベントは続けられる。
参,終了までに1人残して捕獲できなかった場合。
  鬼になった者に罰として全裸で一日校外放置。
四,最後まで逃げ延びた者には「最速の足を持つ者」の称号と、
  近所のうまいと評判である「近未来的食堂(※2)」の幻のメニューである
  「近未来的定食 Ver.Ω」の無料券を授与する。






日曜日 AM00:04−音楽室−

薫「日が変わったか・・・」
スフィア(※3)と呼ばれる小型通信装置で時間を確かめる。
薫が音楽室に身を潜めてからすでに1時間ほど経過している。
薫「そろそろ・・・移動するか」
薫は辺りに人の気配がないことを確認してから廊下に出た。
そして音をたてないように慎重に移動する。
薫「・・・・・・なんで自分の母校で気配殺さなきゃいけないんだかなぁ」
薫は自分の行動に呆れながらため息を吐く。
薫「まぁ、近未来的食堂の幻のメニューが懸かってるからな・・・この鬼ごっこ負けられない・・。
  ちなみに近未来食堂は敵校の生徒が光の国の領土に危険を冒して侵入してまで食べにくる評判だ。
  店内は全然近未来っぽくないけどな・・・・・って誰に言ってるんだ俺?」
光に負けず劣らず傍から見たらおかしい人である。
「おい!あっちだ!」
薫「ちぃ!見つかったか!」
後方からの追っ手に気づき薫は走り出す。
薫はそのまま夜の校舎の闇に消えていった。





同日 AM01:54−校庭−

校庭の一角、そこに50人ほど鬼が囲むように集まっていた。
その中心に真は1人立っている。
3人ほど鬼が真に一斉に斬りかかる。
真は身構えると後ろから斬りかかってきた鬼の腹をグランドリーム(※4)と呼ばれる両剣で刺す。
その後、前からくる鬼二人をなぎ払う。
斬りかかった鬼達は苦痛の声をあげるとそのまま消えた。
――さきほどからこの状態が続いている。
真「さすがにこのままじゃやばいな・・・」
増援を要請しているのか、さきほどから鬼がだんだんと増えてきている。
真「一点突破で逃げるか・・・」
真は一番鬼が少ないところを探し、一気にそこへ走りかかった。
そして鬼を即座に殺し駆け抜ける。
真「よし、あとは振り切るのみ!」
真が校舎に向けて走り出そうとしたそのとき・・・
真「・・・え?」
足場が崩れた。そして落下していく真。
真「うわぁぁぁぁっ!?」
ズガーン!
それを鬼達は唖然と見ていた。
「・・・おい。誰だ?こんなとこに落とし穴掘ったの?」
「・・・臥木じゃないか?あいつたまに鼻歌口ずさみながらスコップ持って歩いてるし・・・」
「あー、本部ッスか?高原さん捕獲しました」
「次行くぞー、次ー」

AM02:00 高原 真 捕獲






同日 AM07:35−屋上−

「でやぁぁぁ!!」
1人の鬼が優介に斬りかかる。
優介「ふんっ!」
優介はサッと攻撃をかわし、即座に肩に力バット(※5)で鬼を思いっきり殴り飛ばす。
カキーン!
「ぎゃあぁぁ」
気持ちの良い豪快な音と断末魔が屋上に響きわたる。
優介「はっはっはっ、今日もよく飛ぶなぁ」
そしてその音を聞きながら優介は高笑いしていた。
屋上、そこは優介の半径5メートルを除くすべての場所が鬼で埋まっていた。
優介「次こーい!次ぃ!」
高笑いしながら優介は素振りをしている。
「(おぃ!お前行けよ!)」
「(やだよ!行ったら星になっちまう!)」
「(っていうかあのバットどういう原理だよ!?)」
鬼達がこそこそと話し合っているとそこに真が現れた。
真「優介ー。これ何かわかるか?」
優介は何事かと真の声がしたほうを向く。
途端、優介の目の色が変わった。
優介「そ、それは・・・!」
真「お前が欲しがっていたエロ本『夏祭り〜浴衣王国〜』(※6)だ。これが欲しかったら動くな」
優介「くっ!卑怯な・・・!」

AM07:39 佐原 優介 捕獲

優介が捕獲されて数分後。
屋上の見張りの鬼が呟いた。
「ところでさ」
「ん?」
「なんで高原さん・・・あのエロ本持ってんの?」
「・・・・・・・・・」
屋上に風がふいた。





同日 PM13:13−2F廊下−

龍一「アナザディメンション(※7)!」
龍一の手から放たれた高出力のエネルギー弾は風を切り、一人の鬼に当たる。
するとエネルギー弾はその鬼を包み込み多次元に吹き飛ばした。
龍一「はぁ・・はぁ・・・・・これでどうだ・・・・?」
疲労の色を隠せない龍一の眼に写るのは厳しい現実。
数百はいるであろう鬼達。
龍一「・・っ!臥木、そっちは大丈夫か!?」
龍一の後方には大剣を持った一人の少年。
麗牙「はぁ!」
襲い掛かってきた鬼を守護獣剣アガートラーム(※8)で一閃する。
「覚悟!」
チャンスかと思ったのか背後から飛びかかる鬼。
麗牙「甘い!」
麗牙は即座に左腰にかけてあった(※9)ストックボールを開放。
ボールはアガートラームB/V2(※10)へと形状を変化させ、麗牙の左手にすっぽり収まった。
響き渡る数発の銃声、背後から飛びかかってきた鬼は消滅していた。
麗牙「一応無事ッスけど・・・・この数は無理!まず無理!っていうか絶対無理!」
二人は見事に囲まれていた。
龍一「・・・・どうする?ここは大人しく投降するか?」
麗牙「んー、それも悔しいなぁ・・・。・・・そうだ」
ふと麗牙は何か思いついたように笑う。
麗牙「龍一サン龍一サン。これから俺のやることに怒らないでね」
龍一「え?・・・わかった」
なにやら邪な笑いをする麗牙に圧倒され頷く龍一。
が、その10秒後龍一は後悔することになる。「・・・あのとき頷かなければよかった」っと。
麗牙「んじゃ、遠慮なく。おんどりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
麗牙は投げた。
何を。
龍一を。
どこに。
鬼のど真ん中に。
龍一「・・・・・・・・・・臥木ーーーーー!!!!」

PM13:27 真田 龍一 捕獲

麗牙「後で近未来的食堂でA定食奢るんで勘弁ーー!」
豪快に窓をぶち破って外に出る麗牙。
麗牙「はっはっはっはっは!あと4時間でΩ定食は俺のも・・・の?」
地面に足がついた瞬間、それは起こった。
足場が崩れる。
麗牙「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁっ!?」
ズガーン!
それを2階の麗牙がぶち破った窓から鬼達は唖然と見ていた。
「・・・おい。誰だ?こんなとこに落とし穴掘ったの?」
「・・・臥木じゃないか?って自分で掘った穴に落ちたのかあいつ・・・・」
「あー、本部ッスか?馬鹿捕獲しました」
「次行くぞー、次ー」

同時刻 臥木 麗牙 捕獲

麗牙が落ちた落とし穴のすぐ近くの茂みから一部始終見ていた男がいた。
真「一回は一回だ」
なぜかその手にはスコップが握られていたという。





同日 PM17:04−校長室−

ぴんぽんぱんぽーん。
放送開始の音が流れる。
光『えー、本日の全校鬼ごっこの生き残りもあと2人になりました。鬼の皆はがんばってください』
そしてぶつり、っと放送は途切れる。

同日 同時刻−廊下−

どだだだだだ。
どだだだだだだだだ。
どだだだだだだだだだだだ。
廊下に恐ろしい数の足音が響く。
その先頭を走る一人の少年。
橘 薫である。
「薫さーん!俺らのためにも投降してください!」
「あなたは俺らが全裸で学校外に放置されてもいいんですかー!」
薫「だったら他の奴捕まえろよ!」
薫は振り向きざまにATフィールド(※11)を展開し通路を塞いだ。
全力疾走していた鬼達は止まることができずにATフィールドに突っ込み、消滅していく。

同日 同時刻−鬼軍本部(職員室)−

ところ変わって職員室。
真「ってことで・・・だ、あと20分以内に薫を捕まえなければ俺ら全裸だぞ」
龍一「薫にはサタンクロス(※12)があるからな・・・厄介だな」
優介「・・・・一振りで数十人殺すのは卑怯だと思うのは俺だけか?」
鬼軍本部と化した職員室では上位クラスの生徒の作戦会議が繰り広げられていた。
真「ここは残った生徒で薫の注意をひきつけて、俺らが不意打ちで倒すのがいいと思う」
龍一「いや、薫のことだ。後方にATフィールドを展開して後ろをとられないようにするだろう」
優介「っていうか残り1人の生徒どこにいるんだ?」
麗牙「あのさー、お取り込み中のところ申し訳ないんだけど」
なにやら紙の束をもった麗牙が職員室の奥から現れた。
龍一「・・・なんだ?」
さっきのことをまだ根に持ってる龍一は不機嫌な顔を麗牙に向ける。
麗牙「いや、追っかけるのも面倒だったからさ、名簿と現在捕獲された人と照らし合わせてたのさ」
麗牙は机の上に名簿を広げる。
麗牙「さっき放送で残り2名って言ってたよな?だけど名簿見ると残り1人なのさ」
真「・・・・・たしかに」
優介「・・・麗牙がこんなことに気づくなんて・・・!」
麗牙「で、この矛盾は何なんだろう・・・っと思ってさ。まぁ、そんだけ」
龍一「・・・・・!臥木、ちょっとまて」
また職員室の奥に行こうとした麗牙を龍一が制止する。
龍一「これ生徒名簿だよな?・・・一人いたな。『光の国』の住人で『生徒扱いされない』生徒が一人」
真「あぁ、なるほど」
優介「そういうことか」
麗牙「・・へ?どゆこと?」
龍一「『あいつ』、今どこにいると思う?」
真「そりゃあ・・・あそこしかないだろ」
優介「だな」
麗牙「え?何!?どういうこと!?ねぇ!?」
1人わかってない麗牙を尻目に3人は職員室を出る。
さも自分は無関係だ、と装っていた最後の生き残りを捕まえに。





同日 PM17:26−校長室−

光「もうちょっとでイベント終了時間だなぁ・・・皆がんばって走ってるころだろうな」
光は校長室でまったりとお茶を飲んでいた。
龍一「光ー!」
ばーんっと勢いよく扉を開けて龍一、真、優介の3名が校長室に突入する。
光「ちぃ!バレた!」
光は手に持っていた湯飲みを投げつけ、怯んだ隙に窓をぶち破り外に飛び降りた。
優介「逃がすか!」
3人も光に続いて窓から外に飛び出す。
光「あと4分逃げ切れば僕の勝ちだ!」
っと、叫びながら地面に着地した瞬間、性懲りもなくそれは起こった。
光「え!?」
ズガーン!
光が落ちたさまを今窓から飛び降りてきた3人が茫然と見る。
真「またかよ!」
龍一「臥木ーーーー!」
優介「あいつ後で殺す!」
ズガーーン!

PM17:27 諸星 光 捕獲


同日 同時刻−校長室−

ぴんぽんぱんぽーん。
学校全域に放送開始の音が流れる。
しかも放送から聞こえてきた声は光のものではなかった。
麗牙『校長に代わってお知らせします。たった今最後の生徒が捕獲されました。
   18時になりましたら表彰を行いますので、全校生徒は校庭に集まってください』
言い終わると麗牙は放送器具のスイッチをオフにする。
麗牙「あー・・終わった終わった。んじゃ、表彰終わったら帰って寝るかね」
真「今から寝させてやろうか?永遠に」
突如負のオーラを発しながら現れる真。その背後には龍一と優介と光の姿もあった。
麗牙「お、お疲れ様ッス。じゃ、俺この後予定あるんで一足先に失礼・・」
光「龍一!優介!臥木を拘束!連行するよ!」
龍一「了解!」
優介「あぁ!」
麗牙「ぎゃー!はーなーせー!俺は無実だぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
校舎内に響き渡る麗牙の声。その後2日程麗牙の姿を見たものは居なかったという。





同日 PM18:00−校庭−

光「まぁいろいろありましたが、今回の優勝者は橘 薫君です」
薫は壇上にたっている光から優勝トロフィーと無料券を受けとる。
途端、喝采が起こった。
薫「ありがとう!ありがとう!」
再び巻き起こる喝采。
喝采が静まりかえる頃、光がふと呟いた。
光「・・・そういえば『最速の足を持つ者』の称号ってちょっと長いよね」
薫「・・・・・は?」
光「うーん、何か略せないかな・・」
薫「光?おい?略さなくていいんだけど・・・・・」
光「最速の足・・・・逃げ足・・・・・臆病・・・・・・・・・チキン!『チキン』の称号にしよう!」
光がチキンと叫んだ瞬間、全校生徒からチキンコールが巻き起こった。
「チーキーン!チーキーン!チーキーン!」
「チキンおめでとぉー!」
薫「・・・・・・・・お前らチキンって言うなぁーーー!!!!」

数日間、薫はチキンと呼ばれたそうな。






後日談

いつも通り登校してきた薫に真が話しかける。
真「薫、近未来的食堂でΩ定食食ったのか?」
薫「あぁ。あれは絶品だった・・・・・」
そのときの味を思い出してるのかうっとりとする薫。
真「で、メインディッシュなんだった?」
途端、薫の表情が凍る。
薫「・・・・・・・・・肉・・」
真「肉?何の?」
薫「・・・・・・・・・・・・・鶏肉・・・」
真「・・・・・・共食い・・・」





さらに後日談

近未来的食堂の店の前に二人の少年の影。
麗牙「龍一さーん・・B定食じゃ駄目ッスかー?」
龍一「A定食」
麗牙「今月の財布の中身やばいんッスよ」
龍一「A定食」
麗牙「そこを何とか!お慈悲を!」
龍一「A定食
麗牙「・・・ハイ・・(泣」





もっと後日談

夜、閉店間近にその少年は現れた。
月影「おばちゃん、A定食1つ」
「おや、鳥夜君。いっつもこの時間に来るねぇー」
月影「ふん・・・これでも校長をしているからな。この時間でないと来れん」
「ご苦労なことだねぇー。よし、おばちゃん今日はうんっとサービスするよ!」
月影「ここのコロッケは絶品だからな。期待している」
そのとき滅多に笑わない(笑っても怖い)鳥夜が微かに口を歪ませたことに気づいた者は居ない。






※1 スワロー系第4世代武器。消費の割りに命中が高く使いやすい武器。
※2 光の国から徒歩5分の位置にある食堂。営業時間は午前9時から午後11時まで。定休日は火曜日。気前のいいおばちゃんが待ってます。
※3 政府が開発した新型通信機。映像記録機能や武器の売買もできる超優れもの。
※4 スワロー系第6世代武器。威力も命中精度も申し分のない武器。両剣なので使う人を選ぶ。
※5 ボロのバット系第10世代武器。装備すると肩に物凄く力が入ってしまうが、当たればなんでもホームランする常識外れの武器。
※6 佐原君は浴衣が好きらしい。(麗牙談
※7 レアウェポンの1つ。相手を多次元に吹き飛ばすというある意味反則な武器。
※8 ハンディキャノン系第9世代武器。正式には「ガーディアンブレード アガートラーム」と読むのだがそれを知ってる人は少ない。
※9 球体の物体。武器を使用しない場合はこの形態になっている。ちなみに原理は不明。
※10 ハンディキャノン系第4世代武器。守護獣剣は大剣だが、こっちはリボルバー型の小型マシンガンである。
※11 光線系第8世代武器。目の前に光の壁を発生させ、触れるものを消滅させる。ちなみに正式名称ABSOLUTE TERROR FIELD。
※12 レアウェポンの1つ。通称魔王の爪。その名の通り魔王から作られた武器らしい。詳細は不明。



謝罪文あとがき
いきなりですがごめんなさい。
当初7万HITで贈る予定だったのですが気がついたら8万近くまでなってました。ゴメンナサイ>シャインスター師匠
さらにごめんなさい。
前回に引き続きキャラを破壊しまくりました>「永遠の好敵手」と書いて「ライヴァル」とルビふって「隙があったら殺れ!」の関係のゆうてぃん氏
またまたごめんなさい。
実はこれ1週間くらいで半分は書いてたのですがそれから3ヶ月近く放置してました。
まだまだごめんなさい。
相変わらず駄文です。次はもっとレベルアップします。
最後にありがとう。
こんなものでも最後まで読んでくれて。苦情があるなら俺にダイレクトにどうぞ。
では、また会うかもしれないし会わないかもしれませんが。しーゆー、なんとやら。

最終編集2004.10.27 鯵野干物

この作品にでてくる人物詳細

諸星 光(モロボシ ヒカル)−光の国の校長。なぜ自分がこの人書くと人格が壊れるのか不思議。
真田 龍一(サナダ リュウイチ)−光の国所属、「天の叫び」隊長。まともな人だけどなんか書きにくい。
橘 薫(タチバナ カオル)−本編の主役。光の国所属、「夢見人」隊長。主役は地味っというジンクスがあるらしい。
高原 真(タカハラ シン)−前回の地味差に反比例して、驚異的なアピールをした人。スコップ持ってたりエロ本持ってたり。
佐原 優介(サハラ ユウスケ)−学校戦争キャラ1のエロ介。今回もエロ介は健在だった。
臥木 麗牙(フシキ レイガ)−妙に存在感をアピールしたギャグ担当。贔屓なんてシテマセンヨ!?
須賀 健吾(スガ ケンゴ)−最初にちょこっと出てきたオリキャラ。何気に「夢見人」所属らしい。別に弱くはないらしい。
月影 鳥夜(ツキカゲ チョウヤ)−闇の国の校長。今回もオチを持ってく人。近未来的食堂の常連らしい。ほんと発音しにくい。

以上、人物紹介感想でした。